八月出版予定の『日本昔ばなしの心』
ゴールデンウィークはいかが過ごされましたか?
私は観光客が押し寄せる三浦半島の先っぽで、畑と海に囲まれた自宅で、日々変わりなく執筆と子育てに励んでいました。
三浦大挙は夏の風物でしたが、金色週間とは‥‥。
きっと、多くの人がコロナ圧から逃れたいのでしょうね。
さて、いま私は数冊の本の執筆に専念していますが、その一つに、『日本昔ばなしの心(仮)』があります。
今年の八月くらいに日本橋出版さんからお届けできるでしょう。
この本は、日本昔ばなしを使い、六人の和尚さんと私が対話をしながら、うっかり気づかないまま通り過ぎてしまいそうな「日本の心」を紹介していくものです。
京都と滋賀の和尚さんたちが伝えてくださるのは、厳しいだけの道徳的な訓戒ではありません。
お話はユーモラスに快活に、これが基本のキです。
しかし時に厳しく、そして話し手である私たち自身を振り返り鼓舞するような仕上がりになっています。
そんな和尚さんとのお話をこれから定期的にみなさんに紹介したいと考えています。
その開幕として、京都の養徳院の横江和尚のお話の一部をご紹介します。
素材はあの『金太郎』、テーマは「プライド」です。